デリーに向かう。

megh2006-03-10

朝5時もぞもぞ起きる。今日は朝6時すぎ出発の電車に乗って、インドの首都デリーに行くのです。
インドの電車はめっちゃ遅れる、という話はよく聞きますが、最近交通省(?)の人の方針が変わったらしく、ちゃんと時間通りに出発するようになりました。おかげで、インド的に用意していると電車に乗り遅れてしまうのだけれども。
サイクルリキシャにとびのって、駅に向かう。パキスタンのリキシャは、べスパを改造したオートリキシャだけだったけれど、こちらは自転車の後ろに荷台がついたサイクルリキシャが安くて、短い距離には便利。だけれども、私、ダーリン、二つの大きいリュックを後ろにのせて一生懸命たちこぎをしてくれているのを見ると時々下りて押したほうがいいのかな、という気持ちにもなってしまう。
電車の中で8時間、がたごととゆられる。実は私にとって、外国で電車に乗るのは初めて。(タイを除く)座っているといろんなお菓子、果物、チャイを売りに来る人がいて、暇も手伝って思わずちょくちょく間食してしまう、いかんいかん。
2時半ごろ、デリーに着く。今まで読んだいろんな旅行記で、デリーでだまされた話をいっぱいいっぱい読んだことがあったため、妙に緊張して駅に降り立つ。ダーリンの手をしっかりにぎり、眉間にしわよせて。警戒。
外は人がいっぱい、雨が降っていて地面がどろどろ。そんななか、ダーリンが三年前にインド旅行したときに行ったレストランに向かう。日本人専用の情報ノートを読むために。
三年前の、ダーリンの書き込みがある。とてもテンションが高い、10代の彼である。そのあと、今回彼がパキスタンに来る前にデリーに寄ったときに書いた書き込みもある。いろいろな日本人がいろいろなことを書いている。パキスタンの情報がほしい、という書き込みがあったので、いろいろと書いておいた。
足元がぬかるんでいて外を歩くのが大変なので、早々に宿を決めて、今日は休憩することにする。路地裏で、パキスタンの宿で一緒だった人に偶然会って、「ウェルカム」といわれる。
晩御飯は初めてのタリ。インド料理屋に行くと出てくる、大皿にいろんなものが盛られているあれである。彼はチョウメンを食べている。一緒に席に座った、素晴らしいひげをたくわえた老人と、彼が英語でぺらぺーらと話している。
私は二人が何をいっているのかよくわからなかったので、隣の席にいる母子連れを眺める。面白いほどよく食べる二人の子供とその母親らしい、三人でインドを旅しているのだろうか。
そういえばインドに来てから、小さい子供をつれて旅をしている人をたまに見かけた。そういうのって、素敵だなあと思う。
たとえば小学校にあがる前に世界一周しちゃったりしたら、どんな子供に育つんでしょうね。