アジャンタとエローラ インドデカン高原の岩窟寺院と壁画

最近ほんとうに遅ればせながら、アジャンタとエローラについて少し勉強した。このふたつの遺跡は本当に有名なので、そんなに工夫せずパンフレットを作ってもまあまあ売れるため、真剣に取りくんでこなかった(ものすごく失礼)。

そして本を読んでみてびっくり。あまりの興奮にフェイスブックに以下の文を載せた。

【アヒルかガチョウか白鳥か】
本当に今更ながら立川武蔵先生の「アジャンタとエローラ」という本を読みました。そこに載っていた、アジャンタ第2窟天井に描かれたアヒルの壁画の写真にびっくり。
というのも、リンチェンサンポ(西チベットの話をしていたら必ず出てくるヒーロー)様式の寺院に必ずあると言われている白鳥の壁画(これも天井付近に描かれることが多い)にとってもよく似ていたからです。
アジャンタ第2窟は5〜6世紀のもので、リンチェンサンポは11世紀の人なので、リンチェンサンポの方があと。
さらに、有名な本生譚のひとつにガチョウのお話しがあることも知り、第2窟に描かれたのはアヒルではなくガチョウなのか、そしてたまたまそのモチーフがチベットにも伝わって、「リンチェンサンポは鳥っぽい顔だった」という伝説と融合したのか。
よくわからないけど、デカン高原と西チベットが繋がった(と勝手に解釈している)ことに一人で興奮しています。。もしかしたら、別の遺跡にも天井に描かれた白い鳥のモチーフがあるのかもしれないですね。まだまだ勉強不足。。そしてどんどん本が増えていく。。

ここまで。

最近はまた勉強熱が高まってやたらひたすら本を買っては読んでいます。楽しい。読む本がどんどんたまっていて、どんどん読んでいるから、夜旦那が帰ってこないとかあまり気にならない。。子どもたちも、一度寝ると朝まで寝てくれるし、保育園&テコンドーで走り回っているから比較的すぐに寝てくれるようになりました。うれしいな。毎日両脇に美しい子供たちの寝顔を見ながら、ベッドで本を読む幸せ。。ここまでくるのに5年。長かったのか短かったのか。