旅の終わりに。

megh2006-03-23

パキスタン、インド旅から先ほど帰ってきました。
行った町はカラチ、イスラマバード、ラホール、アムリットサル、デリー、プシュカル、ボンベイ。だいたい一ヶ月と一週間。にしては訪問地が少ないほうかもしれない。一つ一つの町で、のんびりしていたから。
パキスタンは三回目、インドは初めて。インドは話しに聞いていたのとずいぶん印象が違った、のは、私が少しヒンディー語ができるせいだと思う。
インド人はみんな信用できない、全員が旅行者をだまそうとしている、荷物は注意していないと必ず盗まれる、という情報がたくさんある、事実そのような事故は多い。こちらがヒンディー語がわからないことを利用して、英語では調子のいいことを言っていながら仲間うちでだます相談をすることもある、事実されたこともあった。
けれども彼らがなぜ旅行者をだまそうとするのか、私にうそをついたリキシャワーラーが言った、「嘘でもつかな、商売なんかできるか」と。
インドのガソリンは日本より高い。
この旅で私はずっとぼんやりしていたようでいて本当に多くのことを学んだ。何も考えていなかったようでいて本当に多くのことを考えた。
関西国際空港から大阪までリムジンバスで帰ってきて、するするとすべるように走るバスの性能、道の良さを実感する。夕日に染まるビル、ビル、ビルを素直に美しいと思う。ここは日本であり私は日本人でありこんなにややこしい日本語のネイティブ・スピーカーである。
ああなんだか感慨深いなあ、何に対する感慨なんだか、旅の終わりはいつもこんな風にセンチメンタルで、感慨深い気持ちになる自分に酔う、若者。