以前から
おでんくんにはまっておりスーパーに行くたびにお菓子コーナーで「
おでんくんラムネ」を探し買い占めている私はこの本をもらって大喜びなのであります。
おでんくんはおでん村に住んでいる
アンパンマン的存在で、困っている人がいるとあたまからおにぎりを出してくれたり、はたまた悪いやつがいるとあたまからもちを出して「もちもちキャッチ」で戦ったりしてくれるのです。そんな
おでんくんだけど、お母さんと離れ離れに暮らしていて、家に帰ると寂しくお母さんに日記で語りかけるのです。「以前は愛していたのに、今は愛していない」という状態に疑問をもった
おでんくんは、「ものごとはかわっていってしまうのかな。かわらないものはないのかな。」とおかあさんにたずねます。「でもぼくはずっとおかあさんのことがだいすき。そのきもちは変わらないよ。」
かわらない確かな気持ちがこころにひとつあると、
おでんくんみたいに強くやさしくなれるんだ、きっと。その気持ちをありがたく、大切にしなければならないなあ、などと。
以前
花村萬月を「文学的アイドル」にしていた時代に買い漁ったと思われる、昨日実家で発見したのだけれどぱらぱらとめくってもまったく読んだ記憶がない。私がもうろくしたのか読み忘れていたのかそのあたりはファジィにしておいてまだ途中までしか読んでいないけれど内容がなかなか面白そうだ!!出だしの部分で鳥肌がたった。本当に。
憂国を読んでいても思うけれど、生臭いにおいが立ち上りそうな文章を書けるって、すごいなあ。