クリスマス・プレゼント

おでんくん―The adventure of Oden‐kun (2)

おでんくん―The adventure of Oden‐kun (2)

以前からおでんくんにはまっておりスーパーに行くたびにお菓子コーナーで「おでんくんラムネ」を探し買い占めている私はこの本をもらって大喜びなのであります。おでんくんはおでん村に住んでいるアンパンマン的存在で、困っている人がいるとあたまからおにぎりを出してくれたり、はたまた悪いやつがいるとあたまからもちを出して「もちもちキャッチ」で戦ったりしてくれるのです。そんなおでんくんだけど、お母さんと離れ離れに暮らしていて、家に帰ると寂しくお母さんに日記で語りかけるのです。「以前は愛していたのに、今は愛していない」という状態に疑問をもったおでんくんは、「ものごとはかわっていってしまうのかな。かわらないものはないのかな。」とおかあさんにたずねます。「でもぼくはずっとおかあさんのことがだいすき。そのきもちは変わらないよ。」
かわらない確かな気持ちがこころにひとつあると、おでんくんみたいに強くやさしくなれるんだ、きっと。その気持ちをありがたく、大切にしなければならないなあ、などと。
ブルース (角川文庫)

ブルース (角川文庫)

以前花村萬月を「文学的アイドル」にしていた時代に買い漁ったと思われる、昨日実家で発見したのだけれどぱらぱらとめくってもまったく読んだ記憶がない。私がもうろくしたのか読み忘れていたのかそのあたりはファジィにしておいてまだ途中までしか読んでいないけれど内容がなかなか面白そうだ!!出だしの部分で鳥肌がたった。本当に。憂国を読んでいても思うけれど、生臭いにおいが立ち上りそうな文章を書けるって、すごいなあ。