みみみ、みっきょうー

megh2008-09-06

曼荼羅のみかた―パターン認識 (1984年) (岩波グラフィックス〈20〉)という本を発見。これはすごーい!まず、薄い。軽い。手に取る気になるし内容が実にさっぱりしておりかつ、わかりやすい。難しいものを簡単な日本語で、説明することの難しさは十分わかっている。本を書かれた石田先生、是非お会いしたいです。
他にいろいろ、図書館で借りてきたよ。
21世紀 仏教への旅 ブータン編南アジア (地域からの世界史)ダライ・ラマの密教入門―秘密の時輪タントラ潅頂を公開するチベット生と死の文化―曼荼羅の精神世界 (Vente ars)智慧の女たち―チベット女性覚者の評伝 (ヒーリング・ライブラリー)
(画像があるのは、五木さんの本だけだった。。)辛島先生の南アジアの本は、巻末に南アジアの歴史と世界・日本の歴史が並列された年表が載ってるのが熱い。クトゥブ・ミナールは13世紀の建物です、という説明よりフビライ元朝をひらいたと同じころできた建物、などと説明したほうが頭に残りやすいから、こんな年表をいつか作ろうと思っていてそのままになっていた。また、密教の女性修行者に関してももうすこし知りたかった。今回いくつかの尼僧院を訪問した際、男性・女性の修行の仕方に違いがあるのか、などなどの女性お客様の質問に対しての答え、女性はいくら修行しても途中のランクまでしかいけず、その先は男性修行者のみにひらかれているということ、そういった考え方はナンセンスだ、という活動をしているヨーロッパの尼さんがいるということを知ったのでもっと勉強したかった。また、カーラチャクラの教えに関しても。これを授かるということがどういうことなのか、また、その内容も。本を読んだらまたいろいろ書こうと思っています。
【おまけ】写真の右側、黒い刺繍の布はバングラデシュのノクシカタという刺し子です。かの地で協力隊として働いている友人が送ってくれた。ずっと前に民博で福岡アジア美術館の「ベンガルの刺繍カンタ」という図録を買って以来私の中でノクシカタが熱い。注目しているとお客様の中にもひそかなノクシカタファンがいらっしゃるようでチョッキや小物を持っておられる。「それ、ノクシカタですね」と声をかけると「あらあ、あなたこれがおわかりざます?」と話しが弾むのだ、細かい手仕事が昔から大好きな根暗少女中谷はいつかカンタ刺繍とオリッサのサンバルプリ、絣の工房を訪ねまくるツアーを作りたいと思いこそこそと計画を練っているところ。。。