王子はほがらかなお顔。

megh2006-12-15

昨日はアナールカリ違いでパキスタンのドラマを観ることになってしまったのだが今日はついに映画版を観ることができた。
踊り子のアナールカリと王子様の悲恋物語。相手をただの兵士だと勘違いしたアナールカリは王子と恋に落ちる。しかし王様に見つかってしまい、結局死刑にされてしまうというストーリー。
生きたまま塔(?墓?)に閉じ込められる、という衝撃的死刑方法!自分の周りにどんどん煉瓦が積み重なっていく、その真ん中でアナールカリは愛する王子へ歌を歌う。王子は彼女が連れさられたことを聞いて、瀕死の重傷を負いながらも馬に乗ってかけつける。けれども彼がたどり着いた時にはすでに塔は出来上がっており、その下で王子も息絶える。
煉瓦がついにアナールカリの顔を隠すところで、彼女が「アルヴィダ〜アルヴィダ〜」と歌うのが印象的だった。「アルヴィダ」というのはアラビア語起源のウルドゥー語で「さよなら」という意味なんだけれども「もう二度と会えない」という意味を含む「さよなら」らしい。というのも2006年夏の大ヒット映画「カビ アルヴィダ ナ ケヘナー」でシャールクカーンが「アルヴィダケヘネーセ ピルミルネーカモウカー マルジャーターヘ(だったか?うろ覚え)」と言っていたからだ。「アルヴィダなんて言ったら、もう一回会う機会が死んじゃう(直訳)」「アテローゴ」じゃなくて「アディオス」ってことですね。
アナールカリ という名前は今もラホールのバザールの名前として残っている。大学の隣にあったので、毎日ショッピングに出かけていた。迷路のようなバザール、今は自分の庭のようにどこに何があるか把握しております。なつかしいなあ。
 
どんどん壁ができていく。黙々と煉瓦を積み上げる周りの男達が憎らしいぜ!王子は血まみれ。
 
「アルヴィダ〜」しかし、間に合わず・・・無念!

アナールカリバザールのフードストリートの入り口。「アナールカリ(石榴のつぼみ)」の装飾がポイントです。