バードシャヒーモスクにて。

megh2006-03-02

今日もダーリンと朝から散歩、勢いあまってフードストリートまで向かう。ジュースで朝ごはん。フルーツカクテルを頼むと、ものすごい量の果物が。そしておまけでめっちゃ美味しいミックスジュースまでいただいてしまった。そこで働いているおじさんは夜から次の日の昼まで働いて150ルピーしかもらえないらしい。大変だなと思う。150って、いったいこっちで何ができるだろう。
 その後ダーリンは美術館へ、私は荷物の整理にホテルに帰る。彼がなかなか帰ってこないので、先に地下中華屋に向かう。そしたらコックが変わっていて、一時間待たせた上やたら不味い料理を作ったため、私たちは切れてお金を払わずに帰ってきた。将平たちはイスラマバードに帰り、私は調査の続きがあるためラホールに残る。美術館の前で偶然会った東京在住写真旅人のミカちゃんにこの辺の情報を教えてあげつつ祐と一緒にアルハムラへ。ギター少年、シュエーブ、アブドゥルレヘマーン、私を昔ストーキングしてきていたバッカル、などいろいろな面子に彼を紹介し、空手の先生に君は彼の奥さんなのかい?と聞かれホーネーワーリーとこっそり答える。美術館をぶらぶらしてパキスタンの若手芸術家たちのひたむきさに胸を打たれ、胃の調子の悪い彼を伴いAVARIのFUJIYAMAに再び向かう。頼んだ料理は月見うどんとお茶漬けで、どちらもいまいちな味。あーあ、味噌汁の元を持ってきておけばよかったなり。と思いつつ、私がずっと彼をつれていきたかった素敵スポットのひとつココズカフェにお茶しにいく。やたら甘いカプチーノをすすりながら、ライトアップされたバードシャヒーモスクをぼんやりと眺める。ああ幸せ。ほんと幸せ。なんてったって留学した当初、ここに始めてやってきて、ここで彼とお茶を飲みながらモスクを眺められたらどんなに幸せだろうと夢見てきたから。
 そうしてひとしきり記念写真をとった後、今度は彼をつれていきたかった素敵スポットのもうひとつ、木曜日のシャージャマールに向かう。スーフィーの人々が神との合一のため太鼓に合わせてぐるぐる回りまくるファンキー・ナイトである。もくもくハシッシのかほり漂う発狂空間、何故か顔にラメのついたじいさんが焦点の合わない目でにやにやしている。ハンプティーダンプティーみたいないたずら小僧が私のカメラを触ろうとしてきてうっとおしい一面もあったものの、今日は来ないといわれていたパプーサインの花火みたいな太鼓も聴けて、何よりそれを彼に聞かせることができて、とても充実した一日だった。いやはや、ラホールは面白いなあ。