究極のメニューがあまり美味しそうに見えないのは気のせいか。

megh2006-02-24

今日ダーリンが11時の便でインド旅行に出発するため時差を考え朝5時半起床、電話をする。外では夜明けのアザーンがボワーンボワーンと鳴り響き私はノンレム睡眠状態で話をしていたため夢をみていたような気分で内容をあまり思い出せない。そのまま9時まで寝る。
 今日はイスラマバード中で大きなデモがあると前々から報道されていた日。よってLokVirsaにも行かず、一日家にこもることに。
 さて先日大量にコピーをさせた資料が山のようにあるのだがせっかく手に入れたにもかかわらずここ中川邸にある「美味しんぼ」約80冊が私に勉強させてくれない。無我夢中である。こそこそ資料を読んだり美味しんぼを読んだりしたあと昼ごはんを食べ、午後は筋トレルームにてヨガをしながら先日真理子さんとアスラムさんにいただいたファシー・ウル・レヘマーンとナヒード・シディキのカタックDVDを鑑賞、パキスタンのカタックにどっぷりひたる。
 二人ともステップの素晴らしさはさることながら、真理子さんも言っておられたように指先の動き、顔の表情、目の動きなどによる表現力の豊かなことといったらさながら湖でたゆたう白鳥のごとく、下半身は激しく切れのあるステップをふみながらも上半身はまったくぶれずに優雅に舞う。ようやく読み始めたカタックの成立に関する資料に、カタックにはラクナウ派とジャイプル派があり、ラクナウ派は表現力を、ジャイプル派は技巧力を重視する傾向があると書かれていた。二人のダンサーの師であるグラハム・フセイン・カタックはラクナウ派出身であり、本に書いてあったことが目で確認できたので私はたいへん満足する。
 さてダンスにも飽きてきたのでその辺にあった「8時だヨ!全員集合」のDVDBOX、先日購入したインド映画版「FIGHT CLUB」、ディズニーの「チキンリトル」なぞぼつぼつ観、(チキンリトルはちゃんと映らなかった。明日文句を言いに行く)仕上げにタイのアイドルのVCDを楽しんだところではっとわれにかえり再び資料を読み始める。
 結局今日は危惧していたような激しいデモは起きず、今回の騒ぎも収束に向かっているようだ。ぱっと火がつくとわけもわからずわいわい騒ぎ立て飽きたらすっと忘れてしまう様子は日本と少し気風が似ているんじゃないかなあとふと思う。
 最近ずっとお腹をこわしっぱなしだけれども無視。パキスタンに来ると、頭痛、胃痛、腹痛の順に体調を崩しだんだん体がこちらに順応していく(私調べ)ので、この腹痛が終われば完璧にパキスタン身体に変身、体内で数匹から数百匹の寄生虫を飼い、不純物をお掃除していただくことになるのだろう。これでインドも怖いものなし、鳥インフルエンザもドンと来いである。
 さて今から「ゴルゴ13の仕事術」でも読もうかしら。「おほほ殿ゴモラぐーすかお休みになる」みたいな。