インタビューの方法

私が今回パキスタンに行って、一体何をしようとしているかというと、パキスタンにおけるカタックダンスの調査です。
具体的に言うと、もともとインドだったパキスタンで、インドの古典舞踊がどういった経緯でパキスタンの古典舞踊として認識されるようになったか というようなややこしいことから、芸名は誰がつけるのか、師匠の名前は何か、一子相伝なのかダンススクールがあるのか というような基本的なことまで、ダンサーや関係者にインタビューして調べようと思っているのです。
そこで昨日はインタビューの学術的な方法を知るための本を紹介してもらいに教授のもとへ行ったのですが、そういったインタビューは聞き手と話し手の間のつながり、お互いの社会的地位、通訳の質などによって結果が大きく異なってくるそうです。私は通訳はつけないつもりなのだけれど、社会的地位は全くなしの学生なわけで、一体なにができるのやら。
一回の調査で得られるものなんてきっと微々たるものだろうと、思います。でも、今回の調査で私の名前を覚えてもらえて、仲良くなれたらそれでいいやと。今回は地盤作りだと割り切って、できるだけのことをしてこようと思いました。欲張ることはなく。