恐ろしい、ボパール化学工場事故をベースにした本

アニマルズ・ピープル
ボパール化学工場事故についてご存知ですか、私は知らなかった。

1984年に発生した世界最悪の化学工場事故である。インドのマッディヤ・プラデーシュ州の州都ボーパール (भोपाल) で操業していたユニオンカーバイド社の子会社の化学工場から約40tのイソシアン酸メチル (MIC) が流出し、有毒ガスが工場周辺の町に流れ出した。この有毒ガスは肺を冒す猛毒である。夜明けまでに2000人以上が死亡、15万から30万人が被害を受けた。その後数箇月で新たに1500人以上が死亡するなど被害は拡大し続け、最終的にはさまざまな要因で1万5000人〜2万5000人が死亡したとされる。(ウィキペディアより抜粋)

この事故によって体が不自由になった少年が、カセットテープに吹き込んだ物語という設定。作者の名前がインドっぽいことと、この作品がブッカー賞の最終候補になったということで読んだけれども、日本が原発問題で揺れる今、手にとったことが不思議だった。
ちなみにボーパール近郊には二つの世界遺産(サンチー仏塔と、ビーマベトカの岩壁画)がある。行ったことがないけれども、今度行くチャンスがあったらこの化学工場事故にかんしてももっと勉強してから行こうと思う。