代替医療のトリックにはまる人は多いだろう(私も含め)。

代替医療のトリック
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)という素晴らしい本で有名なサイモン・シンさん(ともうひとり)の本で、針やお灸やホメオパシーやアロママッサージやなんやらかんやらの代替医療がどの程度効くのか、を検証している。
もともと私もそのような不思議世界に足をつっこみたがる(けどつっこまない)傾向があるのでこの本で勉強できて良かった、書いてあることを私なりにまとめると、
代替医療のほとんどすべてに科学的根拠はない、しかし効いている人は確かにいる。それはプラセボ効果と呼ばれる、思い込みによるものが多い。代替医療に頼り、科学の力で治せるチャンスを逃して死んだり病状が悪化したりする可能性もあるので、自己責任で治療法をチョイスしましょう」
という内容です。先日観た「玄牝」やサッカーの試合での素晴らしい功績などからも思えることは、強い想いはものすごいパワーを生む、ということです。それは否定できませんが、想いの力に頼り過ぎて生き残れるものを死んだらオシマイですね。