山本周五郎を買うはずがよしもとばななを。

megh2007-07-22

河合先生の追悼のために『とりかへばや、男と女 (新潮文庫)』を読んでいた。本当は『村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)』を読もうと思っていたのに本棚になかった。日ごろの片付けが悪いからです。
本の中に、「女が男として育てられる物語」の一例として山本周五郎の短編が引用されていた。山本周五郎は中学生のころよく読んで人情やら人間のあたたかさにしんみりしていた大好きな小説家。その短編があまりにも色っぽく魅力的だったので買ってちゃんと読もうと思って本屋に行ったらなかった。そこでそのとなりにあったよしもとばななの『なんくるない (新潮文庫)』を買って帰った。
こういう、ウィキペディアで知らない単語をどんどん検索して最初と最後がまったく違う意味になっちゃうけどすごくいい出会いをしたような読書がとてもすきです。