宮本輝『ひとたびはポプラに臥す』に関して(後編)

後編は前編よりいくぶん土地に対する不満が減った様子、不満の変わりに宮本氏の覚えている詩や小説の冒頭の引用が続く。心のままに
彼はよく「最近の若い者は」というけれどこのエッセイから受ける宮本氏の印象はかなり「若い」というか「蒼い」。男の子って、いつまでたってもこうなんだ。などと失礼極まりないけれどもにやりとしてしまった。