YASKIのライブに行ったこと。

音楽について語るのは得意じゃありません。なのでいつも他人任せになる音楽カテゴリでございます。しかし今回は一人だったので書かねばならぬ。うむ。
YASKIさんと出会ったのは高校三年生の時。おかゆ部女優担当が私にMDを貸してくれたのがきっかけです。それからかれこれ・・・5年!の、のんびりYASKIファンである私です。彼は横浜を中心に関東で活動しているので、生歌を聴くのは約3年ぶり。
会場は横浜にぎわい座のげシャーレ。落語をやってる寄席の地下が、小劇場になっているのです。いつだってあつかましさでは天下一品の私ですが、何故かYASKIさんのライブとなるとまるで「地元で初恋の人がバイトしてるファミレスに行ったとき」のように変に緊張して挙動不振になってしまいます。今回もチケット売り場でチケットを受け取り忘れ、会場に入るときにチケットを渡し忘れ、中に入るとそこらへんの座布団を落としまくり、さらに自分のカメラ・財布も落としてしまう始末。
一番目立たないように、端っこの席に座る。青い照明に、ゆっくりテンポのジャズが流れている。お客さんは子供から大人までさまざま。楽器はギター、サンシン、アコーディオン、キーボード、カホン、シンバル、バイオリン、ヘルメット、サックス(大小)、ガムテープ。
スパークリングワインをがぶがぶ飲んでいると、オレンジ色のTシャツを着たYASKIさんがいつの間にか舞台に居る。わお。どうしようか。などと思っていると、舞台の幕が上がる。(初めから幕はないけど)
最初はスローな曲ばかりで、はっきりいって違いのよくわからないものもあったのだけれども、後半はアップテンポの曲が多くなってうきうきして楽しかった!彼がライブの最後によく歌う「つきよいなダンス」の後で、ああもうおわっちゃうのか。私の大好きな曲「花嫁マーチ」が聴けなくて残念だったなあ。と思っていたところ「次は最後の曲です。花嫁マーチ」ってYASKIさんが言うもんだから、私はあまりにもうれしくてそしてなんだか悲しくもなり、ぼろぼろと一人泣いておりました。隣に誰も座っていなくてよかった。
4年くらい前にYASKIさんが大阪のファンダンゴというところでライブをやったとき(だったと思う)、そのときは他に2組の大阪のバンドと一緒だった。私はおかゆ部音楽担当と二人でその場に居て、私たち以外にYASKI目当てで来ている人は居なさそうだった。そしてYASKIさんの番になって、最初の曲、「花嫁マーチ」の一番最初の声をYASKIさんが出したとき、その場にいるお客さんがみんな「驚いた」のが、ぴんと感じられた。ごくり、と息を呑む音が聞こえるぐらいだった。あれはものすごい経験でした。
高校の時の私の夢。は、結婚式のゲストにYASKIさんを呼んで「花嫁マーチ」を詠ってもらうことでした。それは今も変らず。果てさてかなうのかどうなのか。
(よく考えたら、私が高校生だったときのYASKIさんは、今の私と同じくらいの年齢だったんだよ。それを考えるとなんだか不思議な気持ちになります。)