脳みそを休める。

megh2006-06-12

ミサコ、三十八歳

ミサコ、三十八歳

ときどき群よう子や、林真理子の文章を読む。脳みそを休めるためです。このような小説も、人生において大切な役割を果たしていると思います。
ミサコという、ごく普通のOL(少し地位は高い)が主人公。彼女は出版社で副編集長をしており、結婚は半ばあきらめ、出来のわるい部下に頭を悩ませ、グラビアアイドルの妹の心配をし、男やもめの父の世話をやく。そんな彼女を癒すのはひろってきた猫の「あーちゃん」。
きっと同じような境遇の「働く女性」が、「あるあるあるある」「わかるわかるわかるわかる」と相槌を打ちながら読むのでしょう。おかげさまで私の脳みそもほぐれました。