やるな、スパルタカス。

教育実習、世界史の担当の先生お勧めの映画、キューブリックの『スパルタカス』を図書館にて観る。
3時間を越える超大作。アカデミー賞4部門受賞。初演から30年後、映画祭で放映しようとしたところ、なんと現存するちゃんとしたフィルムが無くて、多くの人々の血と汗と涙によって、かどうかはしらないが、とにかくものすごい苦労によって復活。
しかし観終わったあと、「これは苦労して復活させたかった気持ちもよくわかるなあ。」と思いました。人を突き動かす力があります。一番初め、なんと10分くらい続く「真っ暗な画面に音楽だけ」というシーンがあります。なにせ頭の中がパキスタン化しているらしい私はいらいらして早送りしてしまったのだけれど、そこにはちゃんとした意味があったんだなあ、と今になって思います。おすすめ。