もしも私が私なら。

そんなわけで私の「読書脳」復活記念すべき第一作目がこれ、「さようなら、ギャングたち」高橋源一郎です。

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

三部に分かれた作品なんやけど、一部がとにかく良かった。電車の中でぎゅんぎゅん読んでしまった。そして千里中央〜外大のバスの途中でクライマックスにさしかかり「キャラウェイキャッチボールしてるよ〜」と思わず涙ぐむ。甘酸っぱくロマンチックできゅんきゅんしてしまう感じ。至る所に愛がしみじみとあふれている感じ。しみじみ。しみじみっていう日本語、なんかいいね。
第二部と第三部は一部ほどの愛としみじみを私に与えてくれなかったけれどまあ。